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なぜ"弱いつながり"が重要なのか?

"弱いつながり"は、情報やアイデアの多様性をもたらします。親しい友人や家族との"強いつながり"は、安心感やサポートを提供しますが、情報の流れが限られがちです。


これに対し、"弱いつながり"は異なる背景や視点を持つ人々と接する機会を提供し、新しい情報やアイデアをもたらします。


例えば、あなたが新しい趣味を始めたいと思っているとき、親しい友人からのアドバイスは限られているかもしれません。それらの友人の趣味を知っているでしょうし、趣味の相談をしたとしても、その内容もすでにイメージができている内容かもしれません。友人と同じ趣味に興味がない限りは、趣味を知っているひとに趣味の相談はしないでしょう。


しかし、”弱いつながり”を持つ人々からは、全く新しい趣味や活動を紹介されることがあります。たまに会う取引先の方に趣味を聞いてみたら、思いもよらなかった返答を受けるかもしれません。ビジネスにおいても、異なる業界の人々と交流することで、新しいビジネスチャンスやコラボレーションの可能性が広がります。


”弱いつながり”を活用することで、個人や組織はより広範なネットワークを持ち、情報の多様性を享受することができます。これにより、創造的な発想や問題解決能力が向上し、新しい挑戦に対する柔軟性が高まります。


この場合の”活用”とは、あくまでも自分自身が情報の多様性を享受したいと考えている場面に役立つということです。新しいことにチャレンジする必要がない、イノベーションを起こす必要もない、ということであれば、弱いつながりよりも強いつながりを大切にした方が良いのです。

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